先日2014/05/11に行われた湧々座さんによる
「お城タブレットを使ってお城歩き 熊本城バーチャル今昔散歩」
に参加してきましたので、簡単に紹介させていただきます。

案内人は湧々座のほこる別嬪さんコンビ「さや&めぐ」のお二人です。
さよ&めぐ
(むかって右からさやこさんとめぐみさん)

そのほか二名のスタッフさん(ブルーの服)もついて、万全の引率体制。
タブレットは5台準備され、TKUさんの取材も入ってました。
 

城彩苑をでて奉行丸の下を通り南大手門へ。 
ここでお二人による枡形狭間などのお城の防御施設の説明を聞いていると
怪しげな人物が!

自称「熊本わくわく新聞?」の記者さんだそうです。

この記者さん、こう見えてなかなかやり手?南大手門に関する取って置きのスクープ!を紹介してくれました。

じつは南大手門の復元石垣は県外の業者の方が積まれたので寺勾配(武者返し、ノリ返し)になってないんですよ。
それに関する説明でした。なかなか詳しいじゃないか記者さん!
みなさん、次回熊本城にお越しのさいはぜひチェックされてみてくださいね。


そして説明後にはクイズ!

「熊本城に大手門はいくつあるでしょう?」

 

正解するとバッヂやミニメモ帳など色々と湧々座限定グッズがもらえます。

さて、南大手門から加藤神社へ向かいます。
あれ?記者さんに続いてまたまた怪しげな人物が?

彼は大工の善さん!
こうみえて熊本城についてとても詳しいんですよ。
それもそのはず、熊本城築城にかかわった大工棟梁善三さんの自称ご子孫!


昭和47年からずっと41年間も熊本城の石垣の復元に携わっている木下棟梁について説明してくださいます。

じつは先だって行われた木下頭領とめぐる熊本城石垣ツアー、湧々座さんが予行練習をお手伝いされていたので、
わくわく新聞の記者さんもそこで取材されていた模様。

この木下頭領をもってしても宇土櫓の石垣はもし傷んで積み直しになった場合には
再現できる自信がないそうです。

それぐらいすばらしい、熊本城随一の石垣なので
皆様熊本城にお越しのさいにはぜひとも宇土櫓の石垣をご覧になってください。


そして加藤神社内に入ったところで二回めのクイズ。清正公が朝鮮から持ち帰ったものは何だ?

正解は橋でした。
実際にその橋を見学です。

最後に全員で参拝します。「二礼二拍手一礼」


さてさてここからが本番!頬当御門から有料ゾーンに入ります。
そしてお待ちかねのお城タブレットの登場!

さっそく見慣れた大天守の他に正面と右手に見慣れない建物が!
番所と耕作櫓門です。本丸御殿に通じる大事な通路ですからね。
このように現在の城址とバーチャル復元された往時の熊本城を
実際の場所で比べて見ることができるお城タブレット、超魅力的です!
普段も保証金とか預かってでいいから貸し出して欲しいなぁ。


さて、本丸に向かって進んでいくと闇がり通路には忍者と岡っ引きが!

なにやらもめてたのに、なぜだか仲良く恒例?のクイズ!を出題されました。


(左にふってある番号に注目しててね)


正解は1.鶴之間……あれ?鶴之間って一番でしたっけ?(笑)

さて本丸に上って長局櫓売店にて休憩。タブレットを触らせていただきました。
タブレットは解説画面とVR画面を切り替えて使うようになっています。

VR画面では各場所を選択するとそこの景色が360度VR表示されます。
GPS連動にはなってないようです。選択したところで方位のみ感知して画像を表示させる仕組み。
たとえば二様の石垣のところから独立櫓のほうを振り返るとこんな感じ。

独立櫓、元塩蔵、札櫓門を見ることができます。左の門のところからは東竹之丸に抜ける通路ですね。

解説画面だとたとえば平左衛門屋敷を選ぶと

のように各項目の簡単な解説が表示されます。

さてさてツアーも後半
平左衛門丸までもどります。
ここで腰掛蔵(湧々座の方は腰掛櫓と説明)の説明です。

ズームもできて精細なものです。よくできてるわぁ。

さぁ、いよいよ帰路に。
数奇屋丸櫓門跡の石に残る印の説明後


頬当御門前で熊本城で一番大きい石の説明
ここに使われるということは、頬当御門はお城の顔とも言うべき大事な入り口だったんですね!

ケーブルテレビの熊本城講座でおなじみの富田紘一先生が石材屋さんにうかがった話だと推定7tだそうです。)

この後西大手門を抜けて細川忠利公が始めて西大手門をくぐったときの有名なエピソードなどを聞きつつ二ノ丸に向かいます。
と、あれ?ちゃんばらをしている人達が!!

彼らは時習館(じしゅうかん)の学生で右手の方は居寮生(きょりょうせい)という

  優秀な方(←ここ大事(笑))だそうです。


そして時習館のお勉強タイム!


「横井小楠」さんや「元田永孚」さん、時習館で学んだ方にはこんな有名な方もいらっしゃったんですね!

さてさていよいよ最後、奉行丸の横の坂を下りていき
未申櫓下で石垣復元のエピソードを伺います。

これも木下頭領のお話ですが、この写真のように地盤のせいでどうしても石が10cmほどひっこんでしまうそうです。
熊本城はもともと阿蘇の火山灰が堆積した地質なので地盤が弱いところが多いのですが、
ここらへんは特別に大変らしいです。
そう考えると、地盤の弱い熊本城で宇土櫓の石垣、ほんとよく20.5mも積んだよなぁ。


さてさてツアーもお仕舞い。スタッフの皆さんお疲れ様でした。
とても楽しいツアーですよ、次回はみなさんもぜひ!!


また湧々座にきてはいよ!!

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